髪の毛の伸びる速さも、性別、部位、年齢によって異なりますが、一日○・三五ミリから○・五ミリくらいです。 人間の頭髪とは?毛根とは、皮層外部に出ている髪の毛(これを毛幹といいます)に対し、頭皮内の部分すべてをいいます。
毛根の比較的浅いところには、髪の毛を頭皮にしっかり支えている組織や皮層表面を潤わせ保護するための脂を出す皮脂腺という器官があります。 中央部では毛根は、立毛筋という毛を動かす筋肉とつながっています。
その下にケラチン生成帯という部分があり、もっとも奥に毛球という髪の毛の製造工場があります。 この毛球で髪が作られるわけですが、この場所でこの伸びる速さと寿命がわかると、髪一本がどれくらいの長さになるかが計算できますが、だいたい数十センチから一メートルぐらいということになります。
人によっては伸ばせば自分の身長以上に伸びる人もいますが、それはまれな例です。 毛根の仕組みとその働き盛んに細胞分裂を起こし、毛母細胞という毛髪の組織が生まれているのです。

その細胞分裂を起こしているのが毛母という細胞組織で、その毛母に栄養や原料を受け渡したり毛母組織そのものをコントロールしたりする役割の組織を毛乳頭といいます。 髪の毛が出来るまでを、今度は発生段階からたどってみましょう。
髪の素、つまり原料は、アミノ酸やミネラル分です。 これらは食物から直接摂取されたり体内で生成されたりして、体の中の血管内をめぐっています。
頭部に来た血液は毛細血管を通って毛乳頭に運ばれます。 毛乳頭では血液の中から髪の素となるアミノ酸やミネラル分、そして細胞分裂のエネルギーとなるビタミンその他の栄養素を受け取ります。
この毛乳頭は、髪の毛製造工場の資材調達と製造毛髪が出来るまで次に出来たての髪は、ケラチン生成帯で化学変化を起こします。 システィンは酸化し、システィンというアミノ酸に変わります。
システィンとは爪のように皮層が硬化したときに作られるアミノ酸で、髪もこの段階で硬化作業を行なっているのです。 これでいよいよ髪の毛という製品の完成です。
硬くなった髪はどんどん皮層表面に押し上げられ、髪の毛としての役目を果たします。 管理を一手に引き受けています。
そこから今度は毛母という〃髪の毛製造機″に原料を流し込みます。 毛母では活発な細胞分裂によってどんどん毛母細胞が作られていきます。
またここにはメラノサイトという色素製造部門もあり、メラニンという色素を毛母細胞に注入する作業も行なっています。 しかしこの段階の出来たてほやほやの髪の毛は、ちょうど高温の鉄のようにドロドロの状態です。

この状態の毛髪に含まれるアミノ酸を調べると、システィンが主で、これは毛髪以外の他の皮層組織と同じものです。

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